2006-01-01から1年間の記事一覧

削除要求できるWinny

高木さんの記事については、ちょっと極端すぎるのではないかと考えています。 Winnyが目指そうとしていた管理能力は、squirtのようなものではなく、第一公開者の力が強い者ではないかと予想していました。Winny1の頃から、簡易電子署名としてトリップ機能が…

有罪判決

玉虫色の判決でした。先送りですね。 著作権侵害がネット上にまんえんすること自体を積極的に企図したとまでは認められないと、検察側の最大の主張そのものは退けられてはいるものの、 やり取りされているファイルのかなりの部分が著作権の対象となるものだ…

Google Code Search

そうそう、ソースコードのようなものも入っているのを確認しました。

Safety Disclosure Find Winny

ああ、出てしまいましたね……。いまだに私は、このソフトウェアのアプローチは極めて危険だという考えを改められずにいます。この「Safety Disclosure」のフリをした破壊的なプログラム(ウイルス)が配布された場合、イーディーコントライブさんはどのように担…

検出ツールの開発者が語る,「Winnyを検出する方法」 : ITpro Watcher

気になる点があったため、以下のようなコメントを送ってみました。 Winny検出技術についての記事を読ませていただきました。ここ数週間で市場を広げているWinny検出について整理された良い記事だと思うのですが、Winnyで使われている暗号について、誤解を招…

自己解凍書庫

なお、同様のことが、一般的な自己解凍書庫にも言うことができます。以前、ActiveXをやめてセキュリティを後退させてしまったWebUDという記事がありましたが、一般人が圧縮を行う単純な自己解凍書庫では電子署名を利用することが困難であり、潜在的に危険な…

実行形式による配布の危険性

あまり、特定のソフトウェアをあげつらうような事はしたくないのですが、もしかすると危険だと思うので取り上げます。イーディーコントライブさんのSafety Disclosure Find Winnyというソフトウェアが複数のニュースサイトで紹介されていました。プレスリリ…

Winny.infoとしての立場

この数週間のWinnyに関する動きに対しての、この別館も含めたWinny.infoとしての立場を表明しておきます。 Winny個人情報流出まとめの長い長いリストを見るまでもなく、Winnyを含むファイル共有アプリケーションを基盤とした情報漏洩型ウイルスの「普及」が…

Winnyによる情報流出

一連の事件に対する議論を見ていると、よく比喩論を用いて分かりやすく説明をしようとする試みがよく見られます。ですが、WinnyのようなP2Pモデルによる情報配布アプリケーションには特殊な点がいくつかあるので、それは共有しておくべきでしょう。特にWinny…

トラフィック解析

最近、本当にファイル共有アプリケーションを利用した情報漏洩型ウイルスが酷いので、改めて分かりやすく書いておきますね。 Winnyは大規模なトラフィック解析には勝てません。 ネットエージェントさんなどがやっているように、あるファイルを誰が最初にWinn…